鳩のだんなのブログ

主にLinuxに関する話題を書いていきます。ソフトウェアの設定方法や使い方などが中心になります。

Fedora 29を普段使いするための設定(メーラー環境引き継ぎ編)

普段であればさっさと終わる設定も記録を取りながらだと時間がかかってしまって、 未だに新しい環境のセットアップが完了していません。

とりあえず今日は電子メールの設定を行います。 私は電子メールクライアントは10年以上前からSylpheedを使用していますので、 今回の環境でも継続して使用していきたいと思います。

Sylpheedのインストール

良いか悪いかは別として、Sylpheedの最新の安定版の3.7のリリースはちょうど一年ぐらい前なので、 Fedora 29のリポジトリには最新のバージョンのパッケージが登録されています。 ということでdnfを使って普通にインストールします。

dnf install sylpheed

旧環境の設定の引き継ぎ

Sylpheedの2.0以降は設定がホームディレクトリ上に「.sylpheed-2.0」というディレクトリを作成して保存されています。 また、メールボックス関連のファイルはアカウント作成時に指定したディレクトリに保存されますが、 デフォルト設定のまま設定を行ったのであればホームディレクトリ上の「Mail」ディレクトリが指定されているはずです。

そこで、事前に旧環境(Fedora 28)のSylpheedの設定をtarでまとめておきます。 (メールボックスを追加している場合は追加したディレクトリもtarに追加する必要があります。) また、スパムメールフィルターとしてbogofilterも利用していましたので、 そちらの設定&学習結果も併せてtarでまとめておきます。

tar -C ~/ -cpjf ~/sylpheed_env.tar.bz2 .sylpheed-2.0/ Mail/
tar -C ~/ -cpjf bogofilter_env.tar.bz2 .bogofilter/

tarでまとめた旧環境のファイルを新環境(Fedora 29)のホームで展開します。 また、スパムメールフィルターも使用できるようにbogofilterをインストールしておきます。

tar -C ~/ -xpjf ~/sylpheed_env.tar.bz2
tar -C ~/ -xpjf ~/bogofilter_env.tar.bz2

# スーパーユーザーにスイッチ
su
dnf install bogofilter

これで、新環境(Fedora 29)でSylpheedを起動すると旧環境の状態を引き継いで起動します。